成年後見制度の概要と相談先について
成年後見制度とは？
判断能力が不十分な認知症高齢者、知的障害者、精神障害者などを法的に守り支える制度です。本人の気持ちを大切にし、生活や財産を守る、契約を代わりに行うなど、法的にさまざまな支援を行います。
成年後見制度には、法定後見制度と任意後見制度の2種類があり、また、法定後見には後見、保佐、補助の3つの類型があります。
どんな時に利用するの？どんなことをしてくれるの？
|
うまく管理できるよう一緒に考えてくれたり、いろいろな支払いを手伝ってくれます |
わかりやすく説明してくれたり、あなたに代わって手続きをしてくれます。 |
買うか買わないか一緒に判断してくれます。買ってしまったときはキャンセルしてくれます |
制度を利用するには？
 |
相談頼りにしているケアマネジャーや相談支援専門員に相談してください。 |
 |
準備・申立て必要な書類を準備して家庭裁判所へ申立てをします。書類の準備の仕方も相談できます。 |
 |
成年後見人等の決定家庭裁判所が成年後見人等を選びます。あなたの支援者がもう１人増えます。 |
成年後見人になる人
親族／市民後見人（専門的な講座を受けた市民）／専門職（福祉や法律の専門家、弁護士、司法書士、社会福祉士）
成年後見制度Q＆A
自分のお金は自由につかえますか？
 |
はい。あなたのお金はあなたのものです。普段の買物は自由にできます。 |
成年後見制度をつかうとお金はかかりますか？
 |
はい。申立ての時には、印紙代・切手代・診断書などで１万円くらいかかります。申立てのあと、成年後見人が決まると報酬が必要になっています。 報酬の金額は家庭裁判所が決めます。成年後見制度を使うお金が足りないとき、岸和田市などがその一部を助けてくれる制度があります。 |
成年後見人には何でも頼めますか？
できること |
|
| |
通帳の保管や支払い、サービス利用の手続き、入院、施設入所などの手続き、不利益な契約の取消し、定期的な訪問や見守り |
|
できないこと |
|
 |
手術をする、しないを決める、身元保証人、身元引受人になる、食事をつくる、掃除をする（専門職後見人等の場合） |